株式会社フィフティに内定した陳永華さんからお話しを伺うことができました。同社初の留学生となりましたが、中国への更なる進出にあたり優秀な中国人学生の採用は必要であったということです。そんな会社側のニーズと陳さんのこれまでの勉強や興味が一致し、見事就職難の中でも内定を獲得することができた陳さんに後輩へのメッセージもこめてざっくばらんに話していただきました。

TES：まずはおめでとうございます。

陳：ありがとうございます。

TES：早速ですが、日本にきたきっかけからお話し下さい。

陳：中国の大学では経済学部に所属し主に電子商取引について勉強していました。勉強を勧めるうちに、自分の視野・可能性を広げたくなったことと、もともと興味のあった日本を実際に自分の目で見てみたいと思い留学を決めました。

TES：日本での就職を考えた理由は？

陳：これまで蓄えてきた自分の力が日本でどのくらい通用するか試してみたかったからです。

TES：どうやって企業を絞り込んだのですか？

陳：もともと家電製品、特にPCが大好きで、商品について詳しく知りたい気持ちが強かったので、家電量販店や家電取扱い企業に絞って就活しました。

TES：内定をもらった理由はズバリ何だと思いますか？

陳：自分の強みや自分の経験に基づいた志望動機が、企業側た求めていたものと合致したからだと思います。母国の大学で勉強したeビジネス、PCの通信販売という仕事の経験を通じて、もっと家電にふれて、顧客のニーズにあった商品の提供を自分の仕事にしたいという思いが強くなったことを素直に説明しました。

TES：入社後の夢や目標について教えてください。

陳：会社側からのは3～5年間は研修ということで、広く会社の業務を理解するように流通や販売の仕事をすることになると言われました。言われたことは確実にこなせるよう、仕事の流れや会社という組織をしっかり理解したいと思っています。会社は、近い将来、中国深川にも進出する計画があり、この計画が具体化するときには、立ち上げスタッフの中心的なメンバーとなり、さらには拠点長としてマネジメントにも関わりたいと考えています。

TES：ありがとうございました。夢に向かってがんばってください。

陳：ありがとうございました。後輩の皆さんも、是非頑張ってほしいと思います。

陳さんは、入学当初から自分の適性、スキルに基づいた業種・職種の絞り込み、企業研究から面接を着々とこなしていました。面接で残念な結果に終わったからといって「就職しやすい」路線変更をすることもなく気持ちを切り替えてどんどん挑んでいきました。5年先をも見据えた目標に向かってがんばる強さがあれば、これからどんな困難なことにぶつかっても乗り越えてくれると頼もしく感じられました。